将棋駒の現代作家・熊澤良尊先生の工房へ【1】
熊澤良尊先生と言うと、将棋駒好きの方にとっては神様のような存在ですよね。
名人戦にも駒を提供しているくらいの、
にわか駒ファンの私でも耳慣れている程の、
超有名人です。
その良尊先生の工房へ、訪問させていただけることになりました。
工房は、大石天狗堂と同じ京都でも、奈良に程近いところにあります。
心躍らせたどり着くと、先生が穏やかに迎え入れてくださりました。
1階の入ってすぐの部屋はショールームになっています。
「自由に見ていいよ」と、気さくにおっしゃっていただきましたので、ゆっくりと見学させていただきました。
ショールームというよりは、大学の研究室のよう。
見るからに古めかしいものやら、大きさもそれぞれの沢山の駒たち。
駒の研究家としての先生の一面が見て取れます。
そして、障子で仕切られた隣の部屋は、駒作りの作業場です。
3畳ほどの空間に、使い込まれた道具や製作中の駒、乾燥中の木地などが並んでいます。
ここで、美しい駒たちが何時間もかけて丁寧に作られているのですね。
次回に続きます→