「せっかう買うなら反らない盤がほしい!」
そう思われることはありませんか?

確かに、私共としても末永くご愛用いただける商品をご提供したいと真摯に考えてはおりますが・・・

盤が反るのには理由があるんです。



盤が反るのは、盤の中に残っている水分

盤は反る理由は、木材の「水分量」にあります。
木は成長するために根から水を吸い上げ、その水分をため込むような構造になっています。
伐採された後も木は呼吸をするので、水分を吸収して膨張したり、排出して収縮しながら徐々に乾燥が進みます。

その縮み方(収縮率)は木目方向によって異なり、それが反りやゆがみにつながるのです。
盤が薄いほど縮んだ影響が出やすく、反りやすくなってしまいます。


柾目が反りにくいと言われる理由

木材の縮む方向は、方向により異なることについて具体的にお話していきます。
木には年輪がありますが、この年輪に対して、3方向で考えます。

  • 垂直方向
  • 接線方向
  • 放射方向

難しい呼び方がついていますが、木裏の盤でご説明します。



木口⇔木口の方向が「垂直方向」

年輪の輪に接する方向が「接線方向」(木裏では裏面)

年輪に対する垂直方向が「放射方向」(木裏では天面)


この3方向の収縮率の比は、垂直方向:接線方向:放射方向=1:10:5 となっています。
この収縮率の違いにより、盤の長手方向には縮みにくいですが、短手方向に反りが出てくるというわけです。

これは、薄い盤ほど影響が出やすくなります。


では、板目と柾目で反り方の比較をしてみます。


板目は、天面と裏面で収縮率が2倍も違うため湾曲してしまいます。
一方、柾目は反りやすい方向が天面-裏面方向になるため、湾曲する距離が短く狂いにくくなります。

「柾目が良い」と言われるゆえんは、希少性だけではないのです。


まとめ:「絶対」ではなく「反りにくい」盤を目指す

いかがだったでしょうか。
「絶対反らない盤」というのは、やはりないと言わざるを得ません。
ただ、「反りにくい盤」を目指すことはできます。

盤として仕上げる前に、材料の状態でなるべく乾燥させるのも重要。
当店では、15~20年かけてゆっくりと乾燥させたものを使用しています。
そうすることで、木の呼吸による狂いが出にくく、収縮・膨張によるヒビも出にくくなります。

また、ご購入後保管される環境やご使用方法によって大きく左右されます。
盤の保管やお手入れについて、より詳しい内容はこちら↓↓↓

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